2022年3月上旬、天候に恵まれない日々。
電車に揺られて約1時間20分、「上諏訪駅」に到着。
そこから約15分掛けて歩くと・・・。

忍城に着きました!
復元ではありますが、白く綺麗な御三階櫓が建っていました。
簡単な歴史解説
戦国時代(築城と数々の合戦)
1478年頃に、地元の豪族であった成田正等・顕泰の親子が
この地域を支配していた忍一族を滅ぼした後に築城しました。
忍一族が扇谷上杉氏に属していた関係で、1479年に扇谷上杉氏が攻めてきましたが、
同氏の家宰にあたる太田道灌の仲介によって和解しました。
和解後は成田氏が忍城を拠点に、この地域を支配するようになります。
1559年に越後の上杉謙信が関東に遠征してくると成田氏は恭順し、
1561年の上杉謙信による小田原城攻めの際は当時の当主であった成田長泰も合戦に参加しました。
その後、鶴岡八幡宮での関東管領就任式にて上杉謙信と成田長泰の間で問題が発生したことで
成田長泰は離反し、この出来事を境に成田氏は北条氏に従うようになります。
安土桃山時代(小田原征伐と籠城)
1590年の豊臣秀吉による小田原征伐の際、当時の当主であった成田氏長は小田原城に籠城し、
代わりに氏長の叔父にあがる成田泰季が忍城に籠って豊臣氏と戦いました。
石田三成を総大将とした豊臣勢は、付近を流れる利根川を利用して忍城に水攻めを行いますが、
現地の農民たちの反発にあい失敗してしまいます。
そして、小田原城が降伏し開城となるまで、忍城は1度も落城しませんでした。
(なお、北条勢で落城していない城は忍城だけでした。)
この戦いを経て、別名「忍の浮き城」と呼ばれるようになりました。
小田原征伐後は徳川家康が関東に入封となり、その際に家康の四男にあたる
松平忠吉が配置されました。
江戸時代(徳川氏による支配)
江戸幕府が開かれた後、忍城を政庁として忍藩が作られました。
1639年、幕府の老中・阿部忠秋が入城した際に城の拡張工事が行われ、
1702年頃に現在の縄張りが完成しました。
忍城の城下町は、中山道の裏街道宿場町として栄え、付近を流れる利根川を利用した
物流も盛んになりました。
また、江戸時代後期には足袋の産地として名を馳せるようになりました。
明治時代~現代まで
1871年の廃藩置県の際は忍県が設置され県庁も二の丸に置かれましたが、
その後廃城となり構造物のほとんどが撤去され、城跡は公園として整備されました。
1949年に本丸跡に行田市本丸球場が造られましたが後に移転します。
1988年、跡地に行田市郷土博物館が開館し、御三階櫓も博物館の一部として
復元され、2012年には忍城の戦いをモデルとした映画も作られました。
現在、博物館の周辺には土塁の一部が現存しており博物館では当時の忍城と
行田市の歴史を知ることができます。
他の写真

「東門」と呼ばれる、御三階櫓にもっとも近い場所にある門です。
門をくぐると、「本丸跡」に行くことができます。

門をくぐった先にある「本丸跡」です。現在は、行田市郷土博物館があります。
また、行田市郷土博物館の内部から「御三階櫓」に入ることができます。

「本丸跡」にある「忍城の鐘楼」です。なお、「御三階櫓」もそうですが
この「忍城の鐘楼」も現在とは異なる場所にありました。

「本丸跡」に現存する土塁です。写真はありませんが「高麗門」と呼ばれる現存する門もありました。

晴れてきましたので、「御三階櫓」を再度撮影しました。復元とはいえ、やはり威厳がありますね。
また、晴れると綺麗に写すことができました。

道路を挟んで反対側にある「冠木門」です。こちらも復元されています。
なお、この近くにかつて「鐘楼」が建っていました。
スタンプ設置場所と御城印販売場所
スタンプ設置場所:行田市郷土博物館 ※入ってすぐの場所にあります。
御城印販売場所:行田市郷土博物館 ※窓口にて購入出来ます。
アクセス
交通機関①:1.東京駅から熊谷駅まで、「電車」で約1時間10分
2.熊谷駅から行田市駅まで、「電車」で約10分
3.行田市駅から現地まで、「徒歩」で約15分
交通機関②:1.東京駅から吹上駅まで、「電車」で約1時間
2.吹上駅から「忍城(バス)」まで、「バス」で約15分
3.「忍城(バス)」から現地まで、「徒歩」で約5分
終わりに
あれから、約2年ほど経ちました。
今回も天候に恵まれず、いつ雨が降ってもおかしくない状況でした。
ただ、運が良かったのか雨は降らず晴れてきました。
そのおかげで、じっくり散策することができました。
また、徒歩で約10分のところには「水城公園」があります。
この場所まで忍城の縄張りだったそうです。
ですので、行こうかなと思っていましたが、時間が無く断念しました。
どこかのタイミングで再度行こうと思います。
その時は「水城公園」もゆっくり散策したいと思います。
・・・さて、今日はここまで。次回も、お楽しみに!
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