2022年4月上旬、久しぶりの長期旅行。
新幹線を使って約1時間、「富山駅」に到着。
その後、路線バスを使って約5分で「城址公園前(バス停)」に到着。
そこから数分掛けて歩くと・・・。

富山城に着きました!
「千歳御門」という迫力があって綺麗な門の前に来ました。
簡単な歴史解説
室町時代~戦国時代(築城と上杉氏による侵略)
室町時代の初期頃は三管領の1つであった畠山氏が越中を守護しており、
東部を椎名氏に西部を神保氏に守護代として支配させていました。
戦国時代に入った1543年頃、神保長職は越中東部へ進出することを考え
家臣の水越勝重に命じて築城しました。
1560年、越中東部を支配していた椎名氏を支援する為に上杉謙信が富山城を攻撃します。
その際、神保長職は富山城に火をかけ増山城に逃亡しましたが1562年に上杉謙信に降伏します。
その後、上杉謙信によって越中は支配されますが、一向一揆による抵抗などが勃発し
その度に上杉謙信は軍事介入するようになりました。
安土桃山時代(破却と支配者の移り変わり)
1578年に上杉謙信が急死します。
これを契機に織田氏の援軍を受けた神保長住が上杉氏の越中衆を破り富山城に入城します。
1582年、上杉氏についた小島職鎮・唐人親広らによって一揆が発生します。
その際に富山城は急襲され、神保長住は幽閉された後に失脚します。
その後、織田氏によって一揆が鎮圧され、佐々成政が城主となりました。
本能寺の変で織田信長が死去すると、越中を巡って羽柴秀吉と佐々成政が対立します。
1585年、羽柴秀吉は7万の大軍を用いて富山城を包囲します。
勝ち目がないと悟った佐々成政は降伏し、富山城を破却して越中から去りました。
羽柴秀吉は、この時に活躍した前田氏に恩賞として越中の大部分を与えました。
その後、前田利長が守山城に入城し1595年には越中全域を前田氏が支配するようになりました。
江戸時代
関ヶ原の合戦において東軍についたことで加賀藩の太守となった前田利長は
自身の隠居城とするために富山城を再建しました。
ところが、1609年に火災が発生し建物の主要部が焼失します。
その後、自身の隠居城として高岡城を築城し移り住み、家臣の津田義忠に富山城を任せました。
1639年、加賀藩三代目藩主の前田利常が次男の利次に10万石を与えて
分家させたことで富山藩が成立します。
成立当初は新しく城を築城しようと考えていましたが、藩の財政が厳しかったのもあり
1659年に加賀藩との領地交換して富山城周辺の土地を富山藩の領地とし富山城を居城としました。
1661年、幕府の許可を得て富山城を修復し城下町も整えられました。
1858年に飛越自身が発生し本丸・二の丸・三の丸が破損し石垣が崩れるなどの
大きな被害を出したものの、明治維新を迎えるまで富山前田氏の居城となりました。
明治時代~現代まで
1871年に発令された廃城令よりも前に三の丸を中心に城の解体が進みました。
その後、有志の方々によって1882年に跡地が富山公園となりました。
1885年に公園が廃止となり富山県庁の敷地となりましたが、
1899年の大火によって県庁は元の場所に移りました。
そして、紆余曲折を経て1940年に富山公園として再度開園しました。
1952年には富山城址公園として開設され、
1954年に模擬天守(富山市郷土博物館)が建てられました。
平成に入ってから老朽化により工事が入り、2005年に展示物も含めリニューアルしました。
敷地内には模擬天守以外にも美術館や児童公園が造られており、現在も公園として機能しています。
他の写真

「千歳御門」をくぐると「本丸跡」に着きました。
左側に写っているのが「模擬天守(富山市郷土博物館)」です。

「本丸跡」には「模擬天守」の他に「富山市佐藤記念美術館」という建物があります。
また、写真はありませんが、手前には戦国時代の井戸跡があります。

「本丸跡」と書いてますが、現在は「富山城址公園」という公園広場となっています。
また、広場には「前田正甫公像」という越中売薬の礎を築いた富山藩藩主の銅像が建っています。

「鉄御門跡」に着きました。近くには前田利長公が整備した石垣があります。
この角度から「模擬天守」を撮影しました。やはり、迫力があっていいですね。

水堀の近くにチューリップが咲いてました。
色とりどりのチューリップが咲いており、綺麗に撮影することができました。

私が行った時期は桜が満開を迎えていました。特に、水堀近くの桜が綺麗に咲いており、
「模擬天守」とセットで撮影しました。いや~、ホント綺麗ですね~。
スタンプ設置場所と御城印販売場所
スタンプ設置場所:富山市郷土博物館(模擬天守) ※受付の方に許可をいただくと、無料で押せます。
御城印販売場所:富山市まちなか観光案内所 ※受付にて購入出来ます。
アクセス
交通機関:1.東京駅から富山駅まで、「新幹線」で約2時間10分
2.富山駅から「城址公園前(バス停)」まで、「バス」で約5分
3.「城址公園前(バス停)」から現地まで、「徒歩」で約1分
終わりに
あれから、約3年ほど経ちました。
今回は、桜の季節に合わせて行きました。
運が良かったのか、ちょうど快晴だったので綺麗に撮影することができました。
ただ、城の外側でイベントをしている時でしたので、外側部分の撮影はしていません。
その為、今回は広場と外側の水堀周辺しか写真がありませんでした。
あと、今回は久しぶりの長期旅行となります。
この後もどこかの城やDQウォークのお土産スポットに行っています。
ですので、少し長くなりますが、楽しんでいただけると嬉しいです^^
富山城もどこかのタイミングで再度行こうと思います。
その時も桜の季節の時に行こうと思います。
・・・さて、今日はここまで。次回も、お楽しみに!
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